2008年06月23日
「松下幸之助実語録・ゼロブックス」
本棚を整理していたら、「松下幸之助実語録」といタイトルの本が出てきた。
昭和49年(1974年)のオイルショックのときに出版されたものだ。
昭和40年代の神武、岩戸景気といって目覚しい経済成長をとげ、
昭和45年の万国博覧会が大阪千里の丘陵で行われ、
繁栄に酔いしれてた時に起こったブレーキがオイルショックだ。
今から34年前のことだ。
松下さんは「今の日本では、一般にものはたくさんあるし、貧困ともいえない。
しかし実質的には、精神的貧困、心の貧困というべき姿に陥っているのではないかと思うのである。」
続けて、「終戦直後の日本は、諸外国の助けを借りつつ歩んだため、それが一つの習性となり、
今でもなお心の底に他への依存心が残っているように思われる。つまりなんでも他から助けてもらおう、
何とかしてもらおうという貧困な心である。」
「したがってわれわれは、こうした依存心を捨てて、他の力を借りずに自分の力で歩いていくのだ。
自分を独立させるのだ、という心構えを持つことが必要だと思う。――――中略――――
まず第一にそういう自主独立の精神革命というべきものから始めて、
自分というものを取り戻さなければからないと思う。」
今読んでも、もっともだと思う。
社会保険制度や医療の問題も含めて、
できない人に無理強いはできないから救いの手を差しのべるのは当たりお前の行為だ。
平等とか公平とかが議論されるのはいいことだが,
基本に自主独立の精神があるのか、無いのかが基準になるべきではないだろうか?
地球と各国、国と国民、親と子供は自主独立の気構えのもとで協調すればいい。
環境問題は良いきっかけだ。
自然に甘えないで独立の精神で人間が自然と向き合うことだろう。
34年も前の松下さんの言葉が、
地球の破壊と消費の美徳から脱却するチャンスを示唆させてくれる。
母がよく言ってた言葉を思い出すと「他人に迷惑をかけることだけはするな」
言い換えたら自主独立、分相応〔もったいない精神)ということを教えたかったのだろう。
認知症の母を見舞いに行くと「私は誰の世話にもなりたくない、
自分のことは自分でする」と念仏のように言う。今なに言ったかすぐ忘れるのに!!!
今も昔も基本の心構えは同じだ。
福沢諭吉は「自由」とは「自らを持って由となすことだ」という。
この独立独歩さが現代人の基本をなせば未来の道は開く、
依存心の強い自らには反省だ。
皆さんはいかがお考えですか?














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