社長ブログ

大阪石材株式会社 伯井です。

2010年04月09日

不純なる「布施」

松下幸之助さんは『お役立ち』することが仕事をする姿勢と大切にされ、
自分の技能や知識を高め磨き、行動に専念することを凡事徹底された人物である。

私たちは、それに見習い『利他行』を第一義に考え仕事をするため、
役に立つ情報〔智慧〕や行動をすることを優先する仕事の姿勢を、大切にしている。

現実は自分の仕事を説明したり実際に高技術で物を作ること、
さらに物を運び流通・販売や事務的な処理も大事だが、
情報化社会の現代は人間関係構築能力のほうがさらに重要である。

この人間関係性は、仏教的に解くと『布施』になる。
実際の修行徳目は六波羅蜜といって六つの実践内容があり、
相手がある行為は「布施」だけである。

他の五つは自分でできる。
ちなみに紹介すると、
『智慧』『精進』『持戒』『禅定』『忍辱』である。

「布施」といわれても具体的に何をするかというと、
難しいことではなく、ごく当たり前のことである。
1〕財施=モノや金品を与える。
2〕法施=物の道理、法則を与える。
3〕無畏施=恐怖心を取り去り安心を与える。

これはすべて子供のころ母から与えられたものばかりであり、
家族や親戚、ごく親しい人には今でも行っている。
もし私に「誰にでも出来ているか?」と問われると『ハイ』と即座には答えにくい。

さてもう一歩進んで、お金がかからない『無罪の七施』というのがある。
1)眼施=優しい目は暖かい心
2)和眼施=穏やかで、喜びを素直に表す表情
3)愛語施=優しい言葉、思いやりのある態度の言葉
4)身施=自分の身体で奉仕すること
5)心施=他人のために心のそこから悲しむことや喜ぶことができること
6)床座施=自分が疲れていても電車でせき譲る、競争相手に地位譲る行為
7)房舎施=風や雨をしのぐところ与える、思いやりの行為

上記の布施もできていないのだが、逆にやってはならない『布施』がある。

「倶舎論」に『不純なる布施』として書かれてる〔5世紀ごろインド〕
1)隋至施=あまりしつこく言われるので、してしまう布施
2)怖畏施=それに応じておかないと、どうも不安になりそうだといった不安から来る布施
3)報恩施=昔に受けた恩を返すための布施
4)求報施=返礼を期待してする布施
5)習先施=慣習となっており、先例があるからしなければならない布施
6)希天施=その功徳によって天界に生まれたいと思ってする布施
7)要名施=自分の名声を高めようとしてする布施

この七つはしないほうが良いという。

皆さんは如何考えられますか?