社長ブログ

大阪石材株式会社 伯井です。

2010年06月21日

薬師寺21世紀まほろば塾で学ぶ

昨日薬師寺まほろば塾が開催された。
演題は『品格ある生き方』で、
国家の品格を書かれた数学博士の藤原正彦先生だ。

先生によると西洋の合理論には無理があると否定され、
『情緒と形』という美的感覚を研ぎ澄まし、
惻隠の情=弱者、敗者への心配りのできる慈愛
これを中心に社会を形作ることを提唱された。

それは、華道、書道、茶道そして武士道の中に見出せると主張される。
武士道には儒教も神道も仏教、土着の習慣も含めての礼と作法があり、
イギリスの騎士道からくるジェントルマンシップに似てると語られる。

それは『名誉、恥、慈愛、勇気、惻隠の情、利他行』などなどから来る形、
作法なのだという。

私の幼いころ『母がいつも言ったのは』(決して母は哲学者でもなく学歴もない)
1)人様に迷惑をかけることはするな。
2)親を泣かすな。親に口答えするな。(ならぬものはならぬ)
3)ご先祖に恥かかすな。
4)お天道様が見てる嘘つくな。
5)強きをくじき弱きを助けろ。
6)自分勝手なことするな。
7)外で(立って)食べ物を食べるのははしたない。
8)いただきます、ご馳走様を言え。
9)目上の人には敬語か丁寧語で話せ。
10)履物は出船のようにそろえる。
11)挨拶は大きな声で明るくはきはきする。

これが常識として、物心つく以前から教えられた。
もちろん理屈を考えれるようになってきた思春期には、
反発はしたことはいうまでもないが、
母の教えで幼いときから育った私には、
先生の話に違和感もなく、むしろ同感、共感だ。

最後に、道徳とか倫理で自己規制する高貴な国を目指してほしい。
情緒は家族を愛し、郷土を愛し、祖国を愛し、人類を愛するところまで高めることが望ましい。
江戸時代は100万人の人口に3万人の役人しかいなかったのに、
家には鍵もかけられず、礼儀正しく秩序正しかった時代があったと締めくくられた。

西洋の『自由、平等,民主主義』には公理がなく、
各国がばらばらの価値で矛盾するから、
統一はできず論理に整合性がないと数学博士らしい苦言を呈せられた。

皆さんは如何考えられますか?