社長ブログ

大阪石材株式会社 伯井です。

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2018年03月09日

トランプ大統領は保護貿易なのか

ドラッカーのいう経営の要諦は、
1.顧客創造
2.イノベーション
だと断言する。

具体的にどうするかというと、
暮らしや仕事に役立つ商品やサービスや仕組みのイノベーション(技術革新)を行うことだ。
だから事業は社会のためでなければならない。
自己利益のためではないが、運営するには利益がなければならない矛盾がある。

創業100周年を迎える松下幸之助のパナソニックの会社の定義は「社会の公器であれ」だ。
民主主義と市場経済を推進する自由主義経済は「アメリカンファースト」を掲げるトランプに、
世界中が振り回されているように見えるが本質はどうなのかを見極めるときだ。

アメリカが自国の産業を守るために関税をかける鉄鋼が25%、アルミニュームが10%だ。
世界で一番鉄鋼を生産してる中国は一国二制度で、
政治は共産主義、経済は自由主義を標榜し実験中だ。

中国が自由を声高に言って、自由主義のアメリカが保護貿易で自国産業守る。
しかし、視点を変えたら中国や他国の経済力から比べ、
現在の各国の経済力が対等な競争関係が維持されず壊れ、
バランスが取れてないという見方もできる。

新聞紙上で根底にあるのはマルクスの唯物論的に相対化した軸で議論されている事に違和感を感じる。
強者と弱者、あるいは経営者と労働者、与党と野党といった戦いで、
与党も野党も国民という数も形もはっきりしない代表として、
格差を無くす弱者を保護といった美名の下で大衆迎合型の意見が正義になっているように
思う。

現実には技術革新の保護や制度という具体性も大事だが、
本質的な自由社会の基本精神を言ったのはアダムスミスだ。

人間には「公平な観察者」という自己の利害を離れて客観的に物事を見つめ、
人の立場を理解できる面がある。

一般には「見えざる手」これは神でもなければ仏でもない、
自分の中にある良心のことだ。

この良識や良心を一人ひとりが伸ばして社会全体が対等な競争ができる社会こそ、
自由で民主的な社会ができる。

私たちの目的は幸福で平和な社会を創りたいのであり、
それには手段として具体的なルールは必要だが、
現実は手段を細かくして具体的に作りすぎ、
人間の自由を自ら奪って、苦しめ生きにくい社会をつくっていないだろうか?

トランプが間違った変人と決め付ける前に、
私たちの目的である幸福、平和の手段が目的化していないか、
一人ひとりがチェックすることが必要な時だ。

皆さんは自分の中に「公平な観察者」創っていますか?