社長ブログ

大阪石材株式会社 伯井です。

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2018年11月04日

「心の雑草」常岡一郎棟梁に学ぶ

中国で最も古い書物が易経だ。
われわれはこの易経を自分の意志とは関係なく、
単に占いに身を任せる事と勘違いしてる。

元来易経は「時」のことを64に分けて、
人生で出くわす困難や苦しいときに、
どうすれば上手く生きぬけるか書かれている解決書である。

時とは「春夏秋冬」を軸に考えられている。
春に種を植え、夏に勢いよく成長する(このとき大事なのは雑草も伸びるから除去する)
秋に実りを得る。冬が一番大事で、この時期は土を肥やし耕すのである。

この自然(宇宙)の法則通りに生きれば、
万事災難からの解決方法が理解できるというのである。
これを「時中」という。

だから、時流(流行)を知る事は大事だが、時流に流されるなと諭す。

易経は三つの言葉が柱となった書物である。
1、変易(すべてのものは変化する。仏教で言う諸行無常だ)
2、不易(変化には一定の法則がある。宇宙の法則こそ不変、言い換えると春夏秋冬)
3、簡易(この、1,2番の法則がわかれば困難解決は簡単だというのである)

時中とは解決策である。(的中ともいって、的をいた解決策をたとえ話で語っている)

さて、人間の一生も変化の過程なのだという大きな視点で見れば、
青春期は春でいろんな体験をして学ぶ、その学んだものを生かして成長する。
このときが一番大事で、雑草(欲望・利己心)も成長する。ここで雑草を採って、
本当に実らせたい種を伸ばす。そして40代から50代は世の中で活躍する。
晩年は土を耕すように、後継者を育成するのである。

常岡一郎宮大工の棟梁は「心の雑草」という一文を書かれているので紹介する。

「人の心には雑草が生えやすい。心の雑草は茂りやすい。
良いものが枯らされてしまう。心に雑草が生えないために、
善根がひろがるために、われわれは油断なき修行がいる。
反省がいる。
良い友がいる。
よい研究会、座談会、講演会がいる。」

皆さんは心の雑草どうして採られていますか?